《 アート情報 》

天井から柔らかな光が注ぐアート空間

由布院駅アートホール


由布院駅の待合室に併設されたアート空間です。
毎年、全国から応募のあった展示企画の中から選考により、年間を通して展覧会を開催しています。
心を癒やし、感動や生きる力を感じてみてください。
※アートホールのカウンターにて『ゆふいんアート情報 森の散歩道』を配布しております。
由布院の美術館・ギャラリーなどの情報も掲載しております。
どうぞ、お気軽にお立ち寄りくださいませ。


▶令和5年度由布院アートホール展覧会スケジュール

▶令和6年度由布院アートホール展覧会企画公募

▶令和6年度由布院アートホール展覧会申込用紙

特別養護老人ホーム温水園(ぬくみえん)内

東勝吉ギャラリー


東 勝吉という、ふしぎな老人が、由布院の『温水園(ぬくみえん)』に住んで『水彩画』を描き始めたのは、八十三歳の夏のことです。
それから十六年、『特別養護老人ホーム』の一室で独り描き続け、百枚を超える大小の作品を完成させて九十九歳で亡くなられました。
いまでも多くの方々が木陰を求めて、東さんの絵の下を訪れます。東さんが亡くなられた「温水園」の一隅を、『常設館』として開放して頂きました。
由布院盆地の「花」と「水」と「樹」と「人」を、静かに描き続けた東 勝吉翁の画業をどうぞご覧ください。


由布院 東勝吉常設館
特別養護老人ホーム温水園内
〒879-5114 大分県由布市湯布院町川北1964番地
時間/午前10:00〜午後5:00
温水園事務室にて受付後、入館(入館無料)

《 展覧会新着情報 》

由布院駅アートホール4月展

小嶋勇「EARTH-大地の詩(うた)」

会 期|2024年4月8日(月) - 5月7日(火)
9:00 ~ 18:00 ※最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
〒879-5114 大分県由布市湯布院町川北8-2
料金|無料

■展覧会にあたって

の眼視線でとらえた地上の風景の一部を切り取り抽象的に表現した作品の展覧会です。
画面の構成では、「間」の表現に重点を置き、極度に単純化した構図と色彩で空気感を表しています。
ご来場をおまちしております。

由布院駅アートホール3月展

磯崎豊「写真と絵画 70年の軌跡」

会 期|2024年3月8日(金) - 4月7 日(日)
9:00 ~ 18:00 ※最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
〒879-5114 大分県由布市湯布院町川北8-2
料金|無料

【展覧会にあたって】

生まれ故郷の山口から就職のため大分県別府に来てから70年になりました。
別府を拠点として、幾多の写真を撮ってきました。
日々のさりげないシーンや祭りの子供たち、動物の可愛らしい表情等々を自由に、あるがままにきりとって撮影してきました。

特に、東京二科会の会員になってからは東京にも活動を拡げて行くと共に平成6年には、湯布院・鳥越に<元気の出る美術館ー由多加磯﨑ギャラリー>を開設し、活動してきました。
このギャラリーでは、自らの写真の展示と共に<絵と言葉>を組み合わせた作品をてがけ販売もしてきました。そうした活動の中から、昔から描いてはいましたが、本格的に絵を描くことを再開しました。

今回の個展は、<写真と絵画>と銘打って、私のアート活動の集大成と思っています。皆さまのご来場をお待ちしております。

由布院駅アートホール2月展

沖美紀「泡沫の舞 ―ワイヤーアートの生きものたちー」

会 期|2024年2月6日(土) - 3月7 日(木)
9:00 ~ 18:00 ※最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
〒879-5114 大分県由布市湯布院町川北8-2
料金|無料

■展覧会にあたってのコメント

無常に過ぎていく時のなかで、一瞬の輝きを放ちながら命を燃やし循環する生命の神秘。
引力のように出逢い共鳴し、同じときを共にしている奇跡を心から悦び感謝したい。
『儚く美しいもの』の象徴として愛すべき海月に想いを込める。
作者の頭のなかで生まれた架空の海月たち...植物や動物、そして人間の"化身"となった海月たちがみせる『命の舞』...海月のようにのびやかに漂いながら逞しく美しく生きたいと願う。

由布院駅アートホール1月展

かわさきじん陶彫展「I am」

会期|2023年12月28日(木)- 2024年1月29 日(月)
9:00 ~ 18:00 ※最終日のみ16:00まで
会場|由布院駅アートホール
〒879-5114 大分県由布市湯布院町川北8-2
料金|無料

■展覧会にあたってのコメント
土の造形物の底は平面かつ広い方が、安定していて安心する。
なのに、 自分が造るものは不安定なものが多い。

底の狭いものや、 細い三本脚だったり、極端に高いものだったりする。

自分は何故、不安定なものに心惹かれるのか?
不安定は緊張感なのかもしれない。

今回の展示場は、駅の待合室にある「由布院駅アートホール」である。
人々がのんびり寛ぐ、公共の場所であるそこに
自分は人を不安にさせるもの、
緊張を与えるものを提示する。
怖さでもあり、 楽しみでもある。

どういう感情を抱き、どういう反応を見せてくれるのだろうか?

ご覧いただく方々に、お気を使わせてしまうことをお許しください。

由布院駅アートホール12月展

HARIKO「JUL (ユール)」
2023年11月28日(火) - 12月27 日(水)
9:00 ~ 18:00 ※最終日のみ16:00まで

■展覧会にあたってのコメント
糸で絵を描くが私の作品のコンセプトです。最近ではハギレや自分で染色した布、お菓子の袋など日常の様々なものが作品の材料になっています。その日その日に思い浮かんだ物を、キャンバスとな、洋服や靴、布に描いて行きます。今回の展覧会では2023年のテーマである絵本みたいなお洋服をコンセプトに小さな子供たちから大人まで楽しめるものを1年間かけて作りました。作品を見てくださった方が一瞬でも楽しい気持ちになってくれたら嬉しく思います。

由布院駅アートホール11月展

蓮尾佳由「drawing展」
2023年10月28日(土) - 2023年11月27 日(月)
9:00 ~ 18:00 ※最終日のみ16:00まで

■展覧会にあたってのコメント
言葉にすることができない感情、不確かな記憶の断片や、過ぎ行く時間の中で澱のように溜まった思いを抽象的に置き換え、色彩に織り込む表現を試みている。幼少期、フランスで暮らしたときの生活にまつわる淡い記憶、帰国後から現在に至るまでの忘れられない、風景、痛み、苦しみ、幸せを感じたときの記憶は、わたしの内で混ざり合い、混沌としたまま頭の中にあるクローゼットの中で息を潜めて生きている。
時に、誰もいない街に一人だけ取り残されているような気持ちになって憂鬱になることがある。しかし創作に向かうと、そのネガティブ な感情さえもわたしが前へと進む原動力となるのだ。
ただただ手を動かしていく中で、画面に偶然現れる線や形の痕跡か ら描きたいイメージをえ、それに導かれながらこれ以上手を加え るところまで描く、描く、描く。
誰もが抱えるそれぞれの痛みや喜びにそっと寄り添い、今、この場所、この瞬間を超え、どこかへ行ってしまえる作品を生み出したい。

由布院駅アートホール10月展

第七回 東勝吉賞水彩画公募展「陽はまた昇る」
2023年9月26日(火)~10月27日(金)
9 : 00 ~ 18 : 00 ※最終日のみ16 : 00まで

2年に一度開催(ビエンナーレ)の「東勝吉賞水彩画公募展」がいよいよ開幕です。今回で7回目となりますが、33名の出展があり、最高齢は97歳、平均年齢も87歳を越えております。83歳で始めて絵筆を執った「東勝吉翁」に続けと言わんばかりに、年齢を感じさせぬその活力と想像力が生み出す「秀作・力作」が由布院駅のアートホールに勢揃いします。
■東勝吉賞水彩画公募展「陽はまた昇る」 とは
応募資格は83歳以上の方で、83歳以上の時に制作した水彩画が対象の公募展です。この公募展は、由布院の画家・東勝吉さんの軌跡に敬意を表し、83歳で絵筆を握った彼の姿からインスパイアを受けたものです。

由布院駅アートホール9月展

高崎恵「Peninsula / 還る場」
2023年8月26日(土)~9月25日(月)
9:00 ~ 18:00 ※最終日は16:00まで

今回の展示会場はアートのためだけの空間ではなく、駅の待合室を兼ねた特殊な空間です。磯崎新氏設計のこの空間は、天窓から自然光が降り注ぎ、作品を飾る壁の間に幾つもの大きい窓が設けられています。アート作品の間に窓が並ぶ。ただ作品の鑑賞に集中するためだけの空間ならば、意識が外の世界に向いてしまうような空間作りにはならなかったと推測します。常々私も自分の写真作品が、四角いフレーム内に収まらずに外の世界に繋がること。そして展示を通して、鑑賞者の意識がそこにあったはずの世界や今ある世界に向かうことを望んでいます。ぜひこの開かれた空間で、思い思いの時を過ごしていただければと思います。

由布院駅アートホール8月展

三村亘「生命の光と陰を見つめて」
2023年7月27日(木)~8月25日(金)
9:00 ~ 18:00 ※最終日は16:00まで

数年前に江戸城 内桜田門(桔梗門)でこれまで見た事ない美しい石垣と出会いました。それ以来、石垣の虜になり60数カ所の城を巡ってきました。機械の無かった400年以上も昔に大きな石を切り出し、運び、積み上げる労力と技の凄さ。石工の知恵と技術の結晶である石垣には「無意識の美意識」としか言いようのない美学を感じます。石垣と対峙すると石垣が色々な事を語り出します。私は「無意識の美」を感じた時、シャッターを切りました。

由布院駅アートホール7月展

タケウチトモユキ写真展「石垣の美学」
2023年6月28日(水)~7月26日(水)
9 : 00 ~ 18 : 00 ※最終日のみ16 : 00まで

数年前に江戸城 内桜田門(桔梗門)でこれまで見た事ない美しい石垣と出会いました。それ以来、石垣の虜になり60数カ所の城を巡ってきました。機械の無かった400年以上も昔に大きな石を切り出し、運び、積み上げる労力と技の凄さ。 石工の知恵と技術の結晶である石垣には「無意識の美意識」としか言いようのない美学を感じます。 石垣と対峙すると石垣が色々な事を語り出します。私は「無意識の美」を感じた時、シャッターを切りました。

由布院駅アートホール6月展

マツモト ケイイチロウ『端島燦々(はしまさんさん)』
2023年5月30日(火)~6月27日(火)
9 : 00 ~ 18 : 00 ※最終日のみ16 : 00まで

「軍艦島」として知られる端島は、長崎県長崎市五島灘に浮かぶ無人島である。 この小さな島には、自然と人間のドラマが息づいている。かつてはモノトーンの島だったが、時間の経過とともに植物の自生を受け入れ、自然な姿に戻りつつある。廃屋の下に根を張る木々やコンクリートに絡みつくつる蔓など、島の姿は静かで力強く美しい。島の床は苔と草で覆われ、心地よく仰向けに寝転がると、風の音を聞きながら島の記憶が聞こえてくる。そしてこの物語は始まる・・・

由布院駅アートホール5月展

「国見の画家三人展~東風を待つ~」
2023月5月1日(月)~5月29日(月)
9:00~18:00(最終日は16:00まで)

今月の展示は、「国見の画家三人展~東風を待つ~」東風会(柾木高・山口正文・廣岡茂樹)の展覧会です。 大分県国東半島を拠点に制作する3名の画家。「それぞれの生活の中で感じ取ったことを時間をかけて咀嚼し、表現した作品」は、どれも力強く、国東半島の風土や奥行を感じる作品ばかりです。 皆さまのご来場をお待ちしております。

由布院駅アートホール4月展

「The Great Indus / 源流 [ICE WORLD]」船尾 修 写真展
2023月4月1日(日)~4月30日(日)
9:00~18:00(最終日は16:00まで)

今月の展示は、「The Great Indus / 源流 [ICE WORLD]」船尾 修さんの写真展です。 なかなか一般の方たちが足を運ぶことができないインダス川源流部に近い標高5000m前後の土地を一緒に旅しながら、壮大なスケールの氷河や岩峰、その厳しい地で暮らす人々の様子の写真展です。 皆さまのご来場をお待ちしております。

由布院駅アートホール3月展

「君は永遠、君は無尽蔵」見藤素子 作品展
2023月3月1日(水)~3月31日(金)
9:00~18:00(最終日は16:00まで)

今月の展示は、「君は永遠、君は無尽蔵」見藤素子さんの作品展です。 美術家としての活動の傍ら、被災資料(写真)の保存処理ボランティア、屋外彫刻メンテナンスボランティアなど文化保存関連事に参加。映像会社勤務等を経て、国宝修理装こう師連盟加盟工房にて国立博物館の文化財保存修復業務従事されています。 記憶を残す、つなぐ、それが誰かにまた、つながる。作品展。 皆さまのご来場をお待ちしております。